『ああ青春零戦隊』 ― 2008年05月27日 09時00分46秒
ゴールデンウィークに古本市で入手した小高登貫『ああ青春零戦隊』、やっと読み終わりました。
やっと、といっても、外出時などにちょっとずつ読んでいたので、実際に読んでいた時間は短いです。読みやすくて、さっぱりと読める内容でした。
小高さんの航空隊時代の写真や挿絵が入っているのですが、なんと、挿絵は小高さん直筆らしいです。最初、パラパラと見たときに、
「なんか、下手な子どもの落書きみたいな挿絵が入っているなあ」
と思っていたのですが、他人が書いた前書きに「小高さんの直筆」と書いてありました。そう言われて見直すと、味があります(笑)。
何と言っても、この挿絵、操縦席から見た空戦の様子なのです。これは小高さんじゃないと描けない絵ですね~。価値がありますよ~。
この人、ママが思っている「典型的戦闘機乗り」です。ワルです。
禁止されている訪問飛行をやり、家にいた甥っ子を恐怖のどん底に叩き落としたり(52型のエンジンの爆音はすごいらしい)、衛兵を拳銃で脅して脱柵したり、大村の町では憲兵を叩きのめして軍法会議寸前までいったり・・・・。
この大村の憲兵のエピソードはママはほかの人の手記で読んだことがあります。下士官数人が町で憲兵を叩きのめして、司令のところに「かかわった搭乗員を引き渡せ」とねじ込んでこられたとか。それに対して司令は、
「だれが日本の空を守っていると思っているんだ! どうしても欲しいのなら、骨にして渡す!」
と言い返し、相手は引き下がったそうです。で、問題を起こした下士官たちには、
「士気向上のため、おおいに暴れろ」
と、言ったとか?
どうも、このときの「下士官」の一人が小高さんだったみたい(^_^;)。
海軍時代はやんちゃだったようですが、この手記を書いた頃の小高さんはフツーの常識人だったようです(自動車屋? バイク屋? 商売をしていたらしいです)。前述の前書きを書いた人がわざわざそう書いていました。
ということは、やはり、手記だけ読んだ人は、ほぼ100%、
「この人、ワルや~」
と誤解する、ということですね。
いや~、でも、ママの好きなワルっぷりです。
戦闘関係では、ところどころ、「小高さんの記憶違いじゃないのかなあ・・・・?」という個所もありますが、この人のワルっぷりはとっても面白かったです。
西澤さんの戦死の報に接した時のことも書いてあり、「ラバウルで一緒だった時期があった、自分たちにも親切に話しかけてくれる人で、大人しい人だった」みたいなことが書いてありました。
西澤さんが同僚(後輩)から人柄をほめられている文章、初めて見たような気がします・・・・。
やっと、といっても、外出時などにちょっとずつ読んでいたので、実際に読んでいた時間は短いです。読みやすくて、さっぱりと読める内容でした。
小高さんの航空隊時代の写真や挿絵が入っているのですが、なんと、挿絵は小高さん直筆らしいです。最初、パラパラと見たときに、
「なんか、下手な子どもの落書きみたいな挿絵が入っているなあ」
と思っていたのですが、他人が書いた前書きに「小高さんの直筆」と書いてありました。そう言われて見直すと、味があります(笑)。
何と言っても、この挿絵、操縦席から見た空戦の様子なのです。これは小高さんじゃないと描けない絵ですね~。価値がありますよ~。
この人、ママが思っている「典型的戦闘機乗り」です。ワルです。
禁止されている訪問飛行をやり、家にいた甥っ子を恐怖のどん底に叩き落としたり(52型のエンジンの爆音はすごいらしい)、衛兵を拳銃で脅して脱柵したり、大村の町では憲兵を叩きのめして軍法会議寸前までいったり・・・・。
この大村の憲兵のエピソードはママはほかの人の手記で読んだことがあります。下士官数人が町で憲兵を叩きのめして、司令のところに「かかわった搭乗員を引き渡せ」とねじ込んでこられたとか。それに対して司令は、
「だれが日本の空を守っていると思っているんだ! どうしても欲しいのなら、骨にして渡す!」
と言い返し、相手は引き下がったそうです。で、問題を起こした下士官たちには、
「士気向上のため、おおいに暴れろ」
と、言ったとか?
どうも、このときの「下士官」の一人が小高さんだったみたい(^_^;)。
海軍時代はやんちゃだったようですが、この手記を書いた頃の小高さんはフツーの常識人だったようです(自動車屋? バイク屋? 商売をしていたらしいです)。前述の前書きを書いた人がわざわざそう書いていました。
ということは、やはり、手記だけ読んだ人は、ほぼ100%、
「この人、ワルや~」
と誤解する、ということですね。
いや~、でも、ママの好きなワルっぷりです。
戦闘関係では、ところどころ、「小高さんの記憶違いじゃないのかなあ・・・・?」という個所もありますが、この人のワルっぷりはとっても面白かったです。
西澤さんの戦死の報に接した時のことも書いてあり、「ラバウルで一緒だった時期があった、自分たちにも親切に話しかけてくれる人で、大人しい人だった」みたいなことが書いてありました。
西澤さんが同僚(後輩)から人柄をほめられている文章、初めて見たような気がします・・・・。
『特攻』とは? 続き ― 2008年05月27日 10時44分04秒
昨日、「特攻」に関して、あーだ、こーだ、言っていた掲示板を時間が経って再度見に行ったら、
「特攻と通常攻撃とどちらが効率的か」
ということにまで話が及んでいました。
なんだかなあ・・・・。
この話題、たまに硬派な書物でも見かけます。
特攻機が何機出撃して、空母何隻に被害を与えた、って話ですよね。
普通に出撃しても、あの頃の搭乗員の練度では、敵空母までたどり着けない、その前に邀撃戦闘機に撃ち落とされる。→なら、いっそ特攻。
という論理なのかな?
あの戦争を振り返る、という意味で特攻の「効率」を考えてみる、ということはもしかしたら必要なことかもしれません。
でも、だから、どうだ? って話ですよね・・・・。
ママは、特攻の「戦果」に関して、あったかなかったかは興味を持って調べたことはありません(もちろん、搭乗員の最期は気になりますよ)。
たしかに、発進させた上層部は、かれらが命と引き換えにして得た「戦果」に対してもっと関心を寄せるべきだったと思います。上層部が発進させたあとのことに無関心なのは非常に腹が立ちます。
でも、ママが平成の世から振り返ってみたとき、特攻を命じられて飛行場を飛び立ったその時点で、かれらはもう十分に戦ったと思うのです。かれらには失礼かもしれませんが、戦果はどうでもいい。
それに、たとえ、特攻がどんなに効率的であっても、やっちゃいけない戦法(とすら呼べないか)であることには何らかわりはない。
・・・・ような気がするので、「効率的かどうか」という議論は何だか読んでいて虚しかったです。
と、ひとりごちてみる・・・・
「特攻と通常攻撃とどちらが効率的か」
ということにまで話が及んでいました。
なんだかなあ・・・・。
この話題、たまに硬派な書物でも見かけます。
特攻機が何機出撃して、空母何隻に被害を与えた、って話ですよね。
普通に出撃しても、あの頃の搭乗員の練度では、敵空母までたどり着けない、その前に邀撃戦闘機に撃ち落とされる。→なら、いっそ特攻。
という論理なのかな?
あの戦争を振り返る、という意味で特攻の「効率」を考えてみる、ということはもしかしたら必要なことかもしれません。
でも、だから、どうだ? って話ですよね・・・・。
ママは、特攻の「戦果」に関して、あったかなかったかは興味を持って調べたことはありません(もちろん、搭乗員の最期は気になりますよ)。
たしかに、発進させた上層部は、かれらが命と引き換えにして得た「戦果」に対してもっと関心を寄せるべきだったと思います。上層部が発進させたあとのことに無関心なのは非常に腹が立ちます。
でも、ママが平成の世から振り返ってみたとき、特攻を命じられて飛行場を飛び立ったその時点で、かれらはもう十分に戦ったと思うのです。かれらには失礼かもしれませんが、戦果はどうでもいい。
それに、たとえ、特攻がどんなに効率的であっても、やっちゃいけない戦法(とすら呼べないか)であることには何らかわりはない。
・・・・ような気がするので、「効率的かどうか」という議論は何だか読んでいて虚しかったです。
と、ひとりごちてみる・・・・